「ダイバーシティ・マネジメント」という言葉を最近知りました。
■ダイバーシティ・マネジメントの定義
ダイバーシティという言葉は通常「多様性」と翻訳され、企業経営においては「人材と働き方の多様化」を意味します。
ダイバーシティを活かした経営を、「従業員の様々な『個性を基とした違い』を企業内に取り入れ、活用することにより、組織力を強化すること」と定義します。
■ダイバーシティ・マネジメントが活きるとき
ダイバーシティとは、企業経営という視点からは「個の違い」と言い換えることができます。それでは、従業員一人ひとりが持つ異なった「個」を活かしさえすれば、企業の業績は本当に高くなるのでしょうか?どのような場合に、企業はダイバーシティを活かすことができるのでしょうか?
仮に、ある企業では、女性も高齢者もあまり活躍しておらず、その他の従業員も紋切り型で、異を唱えるわけでもなく黙々と仕事をこなしている、としましょう。もし、この企業が、その業界では飛び抜けた業績を出し続けており、そして取り巻く環境も将来に向けて全く変化しないとすれば、この企業にはダイバーシティは必要無いでしょう。
しかし、2008年秋からの世界的な金融危機からもわかるように、経済は経営者の意志にかかわらず変化してしまいます。業界構造も変化し続けます。ビジネスを取り巻く環境の変化に対応しながら、企業そのものも変化し競争を勝ち抜いていくためには、多様な人材に支えられた組織、つまりダイバーシティに富んだ組織が必要です。そして同時に、21世紀において、このような企業こそ従業員を幸せにしていく企業なのです。
<中小企業のためのダイバーシティ推進ガイドブックより抜粋>
日々学んでいきます。
備忘録です。